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資格は複数同時並行で勉強して取得することがおすすめの方法

  • 執筆者の写真: Takato
    Takato
  • 8月30日
  • 読了時間: 9分

こんにちは!

StudyBases 代表の萬屋です!


本日は、「資格は複数同時並行で勉強して取得することがおすすめの方法」というタイトルでお話しできればと考えております!


さて、皆様は、資格試験への合格を目指してどのように勉強されていますか?

やはり一つの資格試験に集中して取り組む方がほとんどかなとは思いますが、実は資格試験は複数同時並行で勉強することがおすすめです!一つの資格試験に集中して勉強する以外はあり得ないというふうにお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらは私が色々試しておりまして治験済ですので、まだやったことのない方もぜひ試していただければと思います!本記事では、複数同時並行で勉強するとなぜ良いかを5つの理由からお伝えできればと思います!なお、5つの理由とは以下のとおりですので、順にお話しできればと思います!

  • 資格に合格するチャンスが増える

  • 勉強内容の重複があって相乗効果がある

  • 一日中勉強できる集中力を保てる

  • 限界突破をして能力が伸びる

  • 自信がつく



資格に合格するチャンスが増える

FP技能検定をはじめとした技能検定等を除くと、国家資格は基本的には1年に1回しか受験するチャンスはないです。例えば、税理士試験は毎年8月に、中小企業診断士試験の第一次試験は毎年8月に、弁理士試験の短答式試験は毎年5月にあるのみで、それ以外にチャンスはありません。ただし、公認会計士試験のように、毎年5月と12月に短答式試験をするような例外もありますが、このようなパターンは極めて稀なので、国家資格は基本的には1年に1回しか受験するチャンスはないといえるでしょう。また、公的資格や民間資格も多くても年に3回や4回くらいしかないのです。このように、資格試験は基本的には1年に1回、公的資格や民間資格を入れても多くて3回や4回しか受験するチャンスはないのですが、もちろん同じ資格ではないものの、複数の資格を同時並行して勉強して受験すれば、トータルするとチャンスは1年に2倍にも3倍にもなるのです。例えば、税理士試験と中小企業診断士試験は受験時期がかぶっているので同時に勉強して受験するのは難しいかもしれませんが、年に1回しかチャンスのない2資格を受験することでチャンスは、それぞれの資格のみを受けることに比べて2倍になるのです。


なお、公認会計士試験だけなど他の資格試験はそもそも考えていないという方も他の資格試験の受験も考えても良いかもしれません。というのも、例えば、公認会計士試験にチャレンジするのであれば、日商簿記検定試験1級も勉強すると簿記の理解が深まると思いますし、U.S.CPA(米国公認会計士)試験も勉強すると英語力を活かした会計に関する業務に携わることができるかもしれません。



勉強内容の重複があって相乗効果がある

国家資格でも公的資格や民間資格でも試験範囲が被っていることは少なくありません。同じ試験範囲では、同じことが同じように問われることもありますし、違った角度で問われることもあります。そのため、関連する資格試験を複数同時に勉強することで、ある程度立体的に知識をつけることができます。特に、資格試験の勉強をするときは資格試験用のテキストを使うことが多いと思いますので、どうしても偏った知識や特定の側面のみからの知識がついてしまいがちです。そうなったときに本番の試験で変化球が来た場合に、その変化球にどうしても対応することが難しくなってしまいますが、他の資格試験でその変化球がそのまま出題されるということもあり得ますので、そのおかげで意外と対応できることもあります。このように、複数の資格試験の勉強をしておくと、お互いの資格試験で補完し合えるので良い効果が生まれるのです。


例えば、民法は色々な資格試験で出題されます。代表的なものには、司法試験、司法試験予備試験、司法書士試験、行政書士試験、中小企業診断士試験、公認会計士試験、不動産鑑定士試験、宅地建物取引士試験、ビジネス実務法務検定試験などがあり、挙げたら切りがないのですが、これらの資格試験をある程度受けていると、民法について立体的な知識がついてきて、様々な角度から問われても対応できるようになるのです。そうすると、現在受けている資格試験の特定のテキストの記載内容にとらわれることなく理解が深まり、本番の試験も柔軟に対応することができるのです。実際、司法試験を受けられる方には、実力試しとして、行政書士試験や宅地建物取引士試験を受けられる方もいらっしゃるかと思います。


また、そもそも資格試験をなぜ受けているのかを考えてみると、資格という目に見えた証も価値あるものであると思いますが、資格試験に合格するまでの過程で学んできた知識こそが価値のあるものであることがわかると思います。そのため、本来であれば、その知識の蓄積も喜ばしいものであり、複数の資格試験を勉強した方が知識が広がりやすくて良いのです。どうせ勉強するのならば、すぐ忘れてしまうような薄っぺらい知識よりも、深く理解することを目指しましょう!



一日中勉強できる集中力を保てる

3つ目の理由として、複数の資格試験の勉強をする方が一日のなかで勉強できる量が増えるからです。このことがどのようなことかというと、私の実体験からなのですが、例えば、英語を10時間勉強し続けることは難しいことだと思います。このことは人によって若干の違いはあるとは思いますが、せいぜい3時間もやれば、「もう今日はこのくらいでいいかな」となってくると思います。ですが、英語以外に日商簿記の勉強をしていたらどうでしょうか。英語を3時間勉強した後に、日商簿記の商業簿記を3.5時間、日商簿記の工業簿記を3.5時間勉強するほうが、英語を10時間勉強し続けるよりもできそうなかんじがしませんか?

このように、複数科目を同時並行で勉強することで、一つの科目だけ勉強するよりも集中力を保つことができるのです。なお、このことは一日中は勉強しない場合でも同じことがいえます。例えば、ある科目一つを3時間勉強し続けることが難しい方は、英語1時間、他の2科目を1時間ずつ勉強してみると、案外集中力が保てることに気がつくと思います。


さて、これはなぜなのでしょうか?複数科目を同時並行で勉強したほうが集中できる理由を考えてみたところ、私の結論は単純で、おそらく途中でその科目の勉強に飽きてくるのだと思います。そのため、徐々に集中力がなくなり、勉強が続かないのです。このようなことを背景として、学校の時間割は、1時限目:国語、2時限目:算数などと複数科目をコマ割りで受けるのではないでしょうか?学校というシステムは先人達の知の結集だと思いますので、理にかなったものになっているはずです(技術革新で変わりつつあるところもあるかもしれませんが)。つまりは、資格試験の勉強も、一つを集中的に勉強するというよりは、複数資格を同時並行で進めるべきなことがわかるかと思います。なお、難関資格試験は一つの資格試験のなかに複数科目あることがあるため、それをバランス良く勉強することが集中力を保つコツになります。



限界突破をして能力が伸びる

さて、複数資格を同時並行で勉強した方が良いことはわかったとして、どのくらいの数の資格試験を複数同時にこなすのが良いのでしょうか?これは勉強する資格試験によりますが、少し多めに取り組んでも良いかもしれません。なぜならば、短い時間で複数の資格試験の勉強をしなければならないので、自分の能力の限界突破が求められます。頭の構造が変わってもおかしくならないほど、急いでタスクをこなさなければなりません。その生活を続けているとどうでしょうか。相当な負荷がかかっての勉強になりますので、今の自分の能力を超えるようになっていきます。この能力とは、具体的には、文章を読む早さや思考の早さなどですが、複数資格を同時並行で進めるということで、純粋にタイムスケジューリング力もつくことでしょう!


このように、複数資格の勉強を同時並行で進めることで、自分の能力の限界突破を強制し、能力を高めることができます。ぜひ複数資格を同時並行で勉強することで、自分の能力の限界突破にチャレンジしましょう!



自信がつく

最後のお話しになりますが、資格試験を複数同時に勉強して、その結果として数々の難関資格試験に合格すると、自分自身の能力に対する自信にもつながります。この時点では、実務で何かを達成したわけではないとは思いますが、「自分もやればできるものだ」という自信がつき、実務でも成果を残すことができる勇気にもつながることでしょう!もし自分に自信のないタイプの方にはぜひおすすめしたいですね。


例えば、税理士試験と中小企業診断士試験とTOEIC900など、私が複数の難関資格試験を同時に受けていた時に思っていたことはこうです。本当に優秀な人であれば、難関資格試験を複数同時に受けても受かるものだと。もしそれが自分にできなければ自分はそれまでの人間であったと。このような形で自分を奮い立たせていたので、これから複数同時に資格試験の勉強をされる方もご参考にいただければと思います。



なお、難関資格試験を同時並行に勉強することはもちろんできるに越したことはありませんが、今回は対象外ですのでご認識いただけますと幸いです。例えば、司法試験と公認会計士試験など、勉強する領域が全く異なるかつ難易度の高い資格試験の同時並行はおすすめしません。正確には以下のようにかすっている範囲はありますが、司法試験と公認会計士試験の重複範囲はかなり限定的です。

・司法試験の論文式試験の選択科目に租税法があり、公認会計士試験の論文式試験の必須科目に租税法があります。なお、司法試験の租税法は所得税法がほとんどで法人税法が稀に出題されますが、法律の観点で出題される一方、公認会計士試験の租税法は法人税が半分を占め、所得税法と消費税法が残りの半分を占めており、計算問題も出題されます。

・司法試験には民法と会社法がありますが、公認会計士試験にも企業法と民法があります。これらの試験科目は租税法よりは近いものになっています。


では、どのような資格試験の組み合わせを想定しているかというと、例えば、以下のイメージです。

・中小企業診断士試験を主軸として、中小企業診断士試験の試験範囲のかぶっている、リテールマーケティング検定試験、日商簿記検定試験、ビジネス実務法務検定試験を受ける

・会計科目を主軸として、日商簿記検定試験、ビジネス会計検定試験、税理士試験を受ける


このとき、なるべく資格試験を勉強するにあたって相乗効果の得られるものを選ぶとより良いかと思います。なお、何かしらの3級資格など、試験範囲がかぶっていなくとも負担にならないような簡単な資格試験の同時勉強もおすすめです。



さて、いかがでしたでしょうか?

いま資格試験を勉強されている方は、その勉強を補強するような資格試験の勉強も併せてされたほうが良い場合もあります!

急がば回れ!です!


では、また何かしらの記事でお会いしましょう!


StudyBases 代表

萬屋


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