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中小企業診断士試験受験にあたって相性の良い関連資格(後編)

  • 執筆者の写真: Takato
    Takato
  • 8月23日
  • 読了時間: 8分

こんにちは!

StudyBases代表の萬屋です!


前回は「中小企業診断士試験受験にあたって相性の良い関連資格(前編)」の記事を投稿させていただき、私の実体験ベースで関連資格について主に紹介させていただきましたが、今回は、私が当時実際に勉強してきた関連資格だけではなく、その他の関連資格も併せてご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです!


なお、先日の「中小企業診断士試験受験にあたって相性の良い関連資格(前編)」では、以下の資格試験を関連する資格試験としてご紹介させていただきました。このなかでも特に、「財務・会計」に関する資格試験は、第2次試験の事例IVでも問われる内容ですのでとてもおすすめです!ぜひチェックしてみてください!

対象科目

関連資格

難易度

おすすめ度

財務・会計

日商簿記検定3級

★★★★★


日商簿記検定2級

★★★

★★★★★


日商簿記検定1級

★★★★★

★★★


ビジネス会計検定3級

★★★★★


ビジネス会計検定2級

★★

★★★★★


税理士試験 簿記論

★★★★★


税理士試験 財務諸表論

★★★★★

運営管理(オペレーション・マネジメント)

リテールマーケティング(販売士)検定3級

★★★★★


リテールマーケティング(販売士)検定2級

★★

★★★★★


リテールマーケティング(販売士)検定1級

★★★

経営法務

ビジネス実務法務検定3級

★★★★★


ビジネス実務法務検定2級

★★

★★★★★

企業経営理論

経営学検定 3級

★★★


経営学検定 2級

★★

★★★


経営学検定 1級

★★★


ビジネスキャリア検定(経営戦略) 3級

★★★


ビジネスキャリア検定(経営戦略) 2級

★★

★★★


ビジネスキャリア検定(経営戦略) 1級

★★★



「経済学・経済政策」に関連する資格試験

「経済学・経済政策」に関連する資格試験には、公認会計士試験(論文式試験)の選択科目「経済学」や不動産鑑定士試験(論文式試験)の必須科目「経済学」もあるのですが、これらの資格試験の方が中小企業診断士試験よりも難しいので、中小企業診断士試験の関連科目の勉強のためにこれらの資格試験を受けるというのはあまりおすすめではないです(当たり前ではございますが)。


踏まえて、もっと手軽に受験することのできる関連資格試験として、以下のものがあります。いくつかの大学の経済学部で団体受験もあるみたいですので、聞いたことのある人ももしかしたらいるかもしれませんね。

・ERE 経済学検定試験


ERE 経済学検定試験では、ミクロ経済・マクロ経済の両方を網羅しているため、中小企業診断士試験を受験するにあたっても勉強の過程で得られた知識はそのままフル活用できます。私も中小企業診断士試験受験にあたってはこの関連資格試験も併せて受験しようとも思ったのですが、「中小企業診断士試験受験にあたって相性の良い関連資格(前編)」でもお伝えしたように、私の場合は「財務・会計」で90点台前後をとれるようになっていたため、かつ「経済学・経済政策」が苦手ではなく60点台は幸いにもとれていたため、ERE 経済学検定試験を受験する優先順位は高くはなく、結局受験しなかったです。


ただ、「経済学・経済政策」の考え方に慣れていなかったり、練習量をもっと積みたかったりする場合には、ERE 経済学検定試験も受験されるとより万全かなと思いますので、該当する方はぜひ確認されると良いと思います。


私はこのような職業柄ですので、ERE 経済学検定試験も近いうちに受験してみようと思っております。というのも、中小企業診断士試験に合格するために頑張っている方に対して、ERE 経済学検定試験が本当におすすめできる関連資格試験であるかどうかを自分の感覚で確認しておきたいからです笑。



「経営情報システム」に関連する資格試験

「経営情報システム」にも関連する資格があります。代表的な関連資格としては、以下の4つ挙げられます。

・ITパスポート

・情報セキュリティマネジメント試験

・基本情報技術者試験

・応用情報技術者試験


上記の資格試験はいずれもIPA独立行政法人 情報処理推進機構主催の経済産業省認定の国家資格であり、ITパスポートがもっとも簡単な資格試験であり、応用情報技術者試験がもっとも難しい資格試験です。これらの資格試験はPC受験が可能でいつでも受験できるものですので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか(応用情報技術者試験もPC受験が可能になる予定です!)。特に、応用情報技術者試験に合格していると、この「経営情報システム」は試験免除になります。私は、中小企業診断士試験受験を決意する以前に応用情報技術者試験に既に合格していたため、「経営情報システム」は試験免除としておりました。


「中小企業診断士試験受験にあたって相性の良い関連資格(前編)」において、会計士の方は「財務・会計」をあえて試験免除しない方が全体で60%を超えやすいのでおすすめしない(会計士でなかった私でも90点前後がとれたため)というようにお伝えしたのですが、「経営情報システム」の試験範囲の用語等を覚えている方は試験免除にしなくても良いかもしれませんね。



「経営法務」に関連する資格試験

「中小企業診断士試験受験にあたって相性の良い関連資格(前編)」では、「経営法務」に関連する資格試験として、以下の資格試験を挙げさせていただきました。ビジネス実務法務検定は「経営法務」で問われる民法、会社法・商法をカバーしているためおすすめさせていただきました。

・ビジネス実務法務検定 3級/2級/1級


それに加えて、「経営法務」では特許法等の知的財産権に関する知識も問われることから、知的財産管理技能検定という名前の国家資格試験があるのですが、それを関連資格として受験されてもよろしいかと思います。

・知的財産管理技能検定 3級/2級


私は中小企業診断士試験合格後に知的財産管理技能検定を受験していますが、中小企業診断士試験で問われる内容がもちろん出題されますのでおすすめの関連資格です。お時間に余裕のある方はぜひお受けてみてはいかがでしょうか。ただ、2級は合格点がなぜか80%なので、合格するという意味ではちょっと難しいです笑。


なお、弁理士試験も同じ特許法等の知的財産権に関する国家資格なのですが、こちらは極めて難しいため、中小企業診断士試験の関連資格としては適さないでしょう。



「中小企業経営・中小企業政策」に関連する資格試験

「中小企業経営・中小企業政策」に関連する資格試験は残念ながらないです!笑 そのため、そのまま中小企業診断士試験用のテキストや問題集を使って突破するしかないですね。


ただ、関連資格ではないのですが、以下からいくつか出題されるかつ官公庁出版のため無料で閲覧できるため、試験対策としておすすめかもです。

・中小企業白書(中小企業庁)

・小規模企業白書(中小企業庁)


ただ、中小企業診断士試験用のテキストや問題集は上記のもので重要な(?)部分を整理してくれていると思いますので、特に読まなければならないというわけではなく、優先度が高いわけではないため、勉強のスケジュールに合わせて取り込むかどうかを決められるとよろしいかと思います。私は中小企業診断士試験用のテキストや問題集だけで60点台はとれていたので、その意味でも必須ではないかなと思います。



さて、いかがでしたでしょうか!?

中小企業診断士試験ではさまざまな関連資格があるため、ご自身の各科目の勉強の到達度に合わせて受験をすることをおすすめします。以下に上記の関連資格試験をまとめて記載しておりますので、参考にしていただけると幸いです!


対象科目

関連資格

難易度

おすすめ度

経済学・経済政策

ERE 経済学検定試験

★★★

経営情報システム

ITパスポート

★★★★★


情報セキュリティマネジメント試験

★★★


基本情報技術者試験

★★

★★★★★


応用情報技術者試験

★★★

★★★★★

財務・会計

日商簿記検定3級

★★★★★


日商簿記検定2級

★★★

★★★★★


日商簿記検定1級

★★★★★

★★★


ビジネス会計検定3級

★★★★★


ビジネス会計検定2級

★★

★★★★★


税理士試験 簿記論

★★★★★


税理士試験 財務諸表論

★★★★★

運営管理(オペレーション・マネジメント)

リテールマーケティング(販売士)検定3級

★★★★★


リテールマーケティング(販売士)検定2級

★★

★★★★★


リテールマーケティング(販売士)検定1級

★★★

経営法務

ビジネス実務法務検定3級

★★★★★


ビジネス実務法務検定2級

★★

★★★★★


知的財産管理技能検定 3級

★★★


知的財産管理技能検定 2級

★★★

企業経営理論

経営学検定 3級

★★★


経営学検定 2級

★★

★★★


経営学検定 1級

★★★


ビジネスキャリア検定(経営戦略) 3級

★★★


ビジネスキャリア検定(経営戦略) 2級

★★

★★★


ビジネスキャリア検定(経営戦略) 1級

★★★


中小企業診断士試験受験にあたって関連資格試験を受けることは一見遠回りと思われるかもしれないのですが、私の実体験からは私は近道と思っています。私は関連資格試験を活用して中小企業診断士試験第1次試験は3回受験して(これはお恥ずかしいですが笑)、3回とも一発合格をしていますので、その効果はわかっていただけるのではないかなと思います。知識の定着もしっかりしてくるので、中小企業診断士試験第2次試験に備えて、中小企業診断士試験第1次試験を完璧に固めておくと良いと思います。


ただ、中小企業診断士試験と関連資格試験の勉強スケジュールをどのように組むかは難しいところですよね。モチベーションも維持できるか心配な方もいらっしゃるかもしれません。もし勉強スケジュールやモチベーション維持に不安のある方はStudyBasesのサービスのご利用もぜひご検討くださいませ。


(StudyBases サービス紹介)https://www.studybases.com/


では、また次回!



StudyBases代表

萬屋


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